風に吹かれて

~愛すべきこの街に誰が沈めたというのだろう~

CLOSING CEREMONY

ライブにサッカーにと、最も多く足を運んだ屋外スタジアム。雨に降られたことは一度もない。

今年も週間天気予報と睨めっこしていたが、台風が思ったよりも早足で通過してくれたので、気持ち良く屋外ライブを堪能できた。

雨の心配なんか必要ない席だったけどね。

(ファンクラブには入っていないので一般で当選した席)

 

King Gnuの客層。女性はeighterさんたちと比べて年齢層が低そうだけど、さほど違いは感じない。大きく違うのは、若い男性グループが多いこと、子供さんが殆どいないこと。私より上の世代らしき男性が双眼鏡でガン見してる姿に遭遇しがちなのも特徴か。

音楽好きが集う、割とお行儀の良い現場だ。

 

まだ日が暮れない前半戦。ストリングス隊とともに疾走感のある曲が続くわけだが、個人的には若干集中力が欠けてしまった。音が散ってしまい聞き取りづらい屋外あるある、周りが明るすぎてステージに集中できない日の入り前あるある、この辺りが原因か。こういう環境では、動きの多いグループの方が楽しめるかもしれない。

日の入りを意識したセットリスト。徐々に会場の雰囲気が変わっていく。一変したのが常田さんアレンジVerのピアノ独奏『戦場のメリークリスマス』から『三文小説』の流れ。ピンと張り詰めた空気。これだけの人がいても場違いな声援はない。

個人的な思いを全て詰め込んだという『壇上』。背後に流れているライブハウス時代からの映像には、若かりし頃の無邪気な笑顔。でもそれだけでは進んでいけない現実を知った今の姿が、どこぞのグループと重なって胸がギュッとする。

この先も歌うことはあるのかな。

 

アンコールの常田さんチェロ独奏『閉会式』から『白日』は痺れたなぁ。

 

その後、会場を巻き込んで『McDonald Romance』を大合唱。

もう財布の底は見えてしまったけど、

それさえも笑いあえた、それさえも恋だった

ここしか揃わない(笑)

 

最後は『Flash!!!』で打ち上げ花火。多分某事務所の方がお金かかってる。

曲終わりに全員揃って深々とお辞儀をした後、新手の銀テープの如く客席に物を投げ込む人たち。もちろん2階席には届かないが、銀テープを必要としていない人なので特に問題はない。アリーナ席はどうだったのかな。

 

これで年内のライブは終了し、創作期間に入るらしい。millennium paradeの動きも要注目。

 
 
おしまい