風に吹かれて

~愛すべきこの街に誰が沈めたというのだろう~

プロデュースの舞台裏

とある業界で長く濃く働いている友人に「どんな人が第一線を走り続けられると思う?」と問いかけてみたことがある。

ま・じ・め

即答!反論の余地なし(笑)

どんなにややこしい業界でも、人に対して、仕事に対して、誠実であろうとすることが大切、ということなのだろう。当然、それだけでは乗り越えられないことはたくさんある。どうしたらいいのか。

問い続ける。

年を重ねそう考えるようになった。決して脳内ひとり押し問答をするわけではない。答えを探すための行為そのものに意味があるのではないだろうか。

答えなんて状況によって変わる。アイドルについて問い続け、その都度答えを出す。また問いが生まれ、悩みながらも答えを出す。その繰り返しが、大倉くんのアイドル道なのかもしれない。結果、答えいっぱいになりました…みたいな。

実にざっくりした考え。

ところで、私がアイドルと呼ばれる人たちを推し続けている理由は何なのだろうか。

ズバリ「野生の勘」でしかない(笑)。この人たちを応援していたら、この先も紆余曲折あるだろうけど、楽しかった!推しててよかった!と思えるかな…と。

実にざっくりした理由。

別に推し活を軽んじているわけではない。そのくらいの脱力感で、付かず離れず消費せず、長く推し続ける。それが私のスタンスだ。

 

巨大産業の中枢で戦っている彼らは、野生の勘だけでは生き抜けない。まじめ一辺倒も違うだろう。

ジャニーズ一強の時代はとうに終わっているらしい。番組では、対比的な意味合いでK-POPを持ってきたようだが、ジャニーズが半世紀以上続いてきたのは、それなりの理由があるはず。第一線で活躍し続けている「アイドル」と呼ばれている人たちは、その理由を一番よくわかっているのではないだろうか。

 

関ジャニ∞が、グループとしてどんな道を歩んでいくのか。メンバーひとりひとりが、どんな人生を歩んでいくのか。

「アイドル」という概念を守り続けるのか、超えていくのか、それとも全く新しい解釈を示すのか。

 

基本茶の間から、時には現場から、地味に長く見守りながら、私も「何か」を問い続けているのかもしれない。

 

おしまい