風に吹かれて

~愛すべきこの街に誰が沈めたというのだろう~

着飾る恋には理由があって(第2話)

第2話の感想。

「早い展開には理由があって?」

 

オシャレな恋愛ドラマは「ロンバケ」で燃え尽きてしまった。もし残り火が燻り続けていたとしても、積極的に視聴しないジャンルだ。それなのになぜ視聴し、しかも2週連続でブログを書いているのだろうか。

「マルちゃんが出演しているから」

でもそれは、単なる入口でしかない。いくらマルちゃんが出演していても、惹かれるものがなければ続かない。心の中では「展開早いよ!」とか「あの物件おいくらかしら?」とか「美男美女美犬が集まるシェアハウスって存在する?」とか思っていても、惹かれるものは確かにあるのだ。

こんな閉塞感のある時代だから求めてしまうのか。もしかしたら「ラブコメディとホームドラマ」の狭間にある「闇」を求めているのかもしれない。いや「闇」は極端かな。結局は、着飾る「理由」を知りたいのだろう。

そもそも「闇」なんて物騒な言葉をうっかり使ってしまうのは、全て葉山前社長のせい。真柴が自分に恋心を抱いていると知りながらネクタイを締めさせ続けていたであろう男が、いったいどの異国に飛んだのか。その目的は何なのか。彼の存在や動向が、まだ一波乱あるだろうと思わせてくれる。いや是非そうであって欲しい。

 

そんな中、有名病院の勤務医だったオンラインカウンセラーは、どんな立ち位置になるのだろうか。まず駿との関係が「はとこ同士」というのが何とも微妙な距離感だ。大体「祖父母の兄弟姉妹の孫」なんて、私はお目にかかったことがない。でも「たらちゃんといくらちゃん」と言われると親近感が沸く(笑)

こだわりの部屋着ロング丈は、勤務医時代に着用していたかもしれない仕事着の名残なのかな。

陽人の「理由」は何なのだろうかと考えながらも「ドストライク」という言葉や数々の行動に意図的なものを感じてしまう私は、最早オシャレな恋愛ドラマを見る資格がないのかもしれない。

「実は別れた妻子がいるんです」とか言われたらどうしよう(笑)

まだまだ書けそうだが、これ以上書くと「こうじがラスボス」とかとんでもない方向に飛んでいきそうなのでやめておく。

 

私が住む街には、3度目の緊急事態宣言が発令された。

より長く社会との繋がりを持ち続けたいと思い、コロナ禍になる数年前くらいから生活スタイルを変えた。今のところ吉と出ているが、人生そう甘くはないということは、残念ながら嫌というほど知っている。

日本をどうにかしなくてはいけない、と考えている人もいるが、そんな昭和のパラダイムは捨てるべき。自分が幸せになる努力をする人が1億人いたら、めちゃくちゃいい国になる。

(週間東洋経済より成毛眞氏コメントを引用)

好き勝手にするということではない。自分が属する国を、それを取り巻く世界情勢を、正しく知ろうとする努力は必要だ。でも究極は「自分が幸せになる努力」が大切。それは自分以外の人の幸せを願うのと同義だと思う。

更にそれを共有できる環境があれば、幸せの輪が広がるかもしれない。

私の幸せには「文化芸術」が不可欠だと知ったこの1年半。今も大好きな読書を続け、音楽を聴き、お気に入りの映像を視聴している。野外ライブ1枚、クラシックコンサート1枚、舞台1枚、美術展1枚のチケットを、祈りながら握り締めている。そんな想いを、これからもブログを通して細々と発信していこうと思う。

 

ブログを続けるには理由があって。

 

「キュン」を求めてお越し頂いた方には申し訳ないと思いながら…。

 

おしまい