風に吹かれて

~愛すべきこの街に誰が沈めたというのだろう~

マルの大切な日(2020/3/14 SAT.)

何かを断つ時、僕たちは飛び立つ!

あぁこれでマルちゃんが生活習慣病に罹るリスクが下がるわ。

こんな感想を持ったのは私だけか(笑)

(実際にはもっと深い話なのかもしれないけど…ね)

 

新しいことを始めるには「時間」がかかる。

高く飛び立つには「身軽」に限る。

世界的な非常事態の今も「身軽」に限る…と私は思う。

 

上橋菜穂子さんの『精霊の守り人』シリーズの中に「ホイ」という言葉がでてくる。主人公の女用心棒バルサが、護衛する旅人を守るために行う「捨て荷」のことだが、それには、命がけの場面に遭遇したとき余計な荷物を投げ出さないと逃げ切れない、という意味が含まれている。

そう…余計なトイレットペーパーで命を落とすこともあるのだ(なんか違う)

逆に、今この瞬間、命がけの場面に遭遇し逃げるとしたら、咄嗟に手にするものは何だろう。すぐに浮かんだのがスマホ。便利さやその先にある様々な想いを手離せない時代だ。

でも、便利さや想いを必要以上に抱えてしまうと、いざというときに判断が鈍り、人に迷惑をかけてしまうこともある。なぜ断言できるのかと問われれば「経験した」としか書きようがない。

そう…このブログは主に私の失敗談で成り立っているのだ(残念ながら)

 

「マルの大切な日」を語るつもりが、自分の失敗談に辿り着いてしまった失敗談。

 

数々の失敗を経た今、大切なものが比較的コンパクトになってきた。

その大切なものの上位に位置するのが「文化」。いやいやそれは非常事態には役立たないよ、と仰る方もいるだろう。でも誰もがいざというときは「身ひとつ」なのだ。多様な「文化」に触れることで正しく蓄積された知恵や思考は、いざというときに己の身を守り、人を助けるのだ。

そう…余計なトイレットペーパーで身を守ることはできないのだ(しつこい!)

やけにペーパーに固執しているが、真面目な話、ストックがあと3ロールしかない!未だ店頭に並ばない非常事態の中、すでに代替案は練ってある。これも多様な「文化」に触れて正しく蓄積された知恵だ…と思う(笑)

 

結論

「マルの大切な日」を読むと、迷路に入り込み、予想外の場所に着地するので楽しい。

飛び立つ僕らは、いったいどこに向かい、どこに着地するのだろうか。

 

おしまい