風に吹かれて

~愛すべきこの街に誰が沈めたというのだろう~

「東亰ザナドゥ」プレイメモ⑦ネタバレあり

「幕間」とは「芝居で一幕が終わって次の幕が開くまでの間」という意味です。ホッと一息つけるひとときのはずが、切ない気持ちになるのはなぜでしょうか…

束の間の休息「幕間 夏の前日」のプレイメモです。

◆ ここからは、惜しみなくネタバレを散りばめておりますので、ご注意ください。


2015-10-10-001226_convert_20151013100804.jpg

休息と言えば、温泉かテーマパークか巨大戦艦と相場が決まっていますが…杜宮市郊外にある「神山温泉」にやってきた学園生御一行様。参加者は「適格者」&「クラスメイト」そして誰よりも小さいトワ先生も同行しています。ちなみに、クールビューティな女性秘書キョウカさまは、御一行様を車で送り届けた後、残務のため帰路につきました。

2015-10-10-001351_convert_20151013100814.jpg

なぜか先客リオンが寛いでいます。なるほど…スピカメンバーとともに、コンサートに向けてのお忍び温泉旅行中ですね。わかります。

2015-10-10-010649_convert_20151013100826.jpg

偶然ゴロウ先生も温泉地で寛いでいました。趣味の史跡巡りをしているようですが…よくわかりませんね。これで、絆イベントのあるキャラが、温泉地に全員集合したわけです。

この後肌色多めで語り合うシーンが続きますが…都合により割愛します(笑)

2015-10-10-011932_convert_20151013100835.jpg

「適格者」ではないけれど、なぜか異界絡みの記憶が消えないトワ先生を顧問とした部活動「X.R.C」-XANADU RESERCHI CLUB-の、初会合が開かれます。詳しい事情を知らされていないクラスメイト3人は、しっかりと距離をとって見守っています。

初会合のテーマは、70年前の大戦から続き、ここ数か月で頻度、脅威度、侵食レベルがエスカレートしているというに「異界化」について。スーパー女子高生アスカ&ミツキが、自らが所属する組織とその立場の説明を交えながら、語ってくれました。

2015-10-10-012051_convert_20151013100844.jpg

アスカが所属する結社「メネシス」は、「異界」の出現とともに現れた「異界」をよく知る者たちの集団で、主に「異界」の「監視&管理」を目的としています。アメリカからの帰国子女という名目でアスカが派遣されたのは、杜宮市で「異界化」の発生件数が急激に増えたことが理由でした。

ちなみにこの組織、第一本部が「英国」、第二本部が「米国」にあり、その源流は「中世の魔術結社」にあるようです。

2015-10-10-012057_convert_20151013100947.jpg

それに対し、巨大企業連合「ゾティアック」に属する、北都グループ令嬢のミツキ。主に「異界」を「利用」するこの組織から現地責任者に任命され、アスカと同様に「異界化」の調査をしていました。「異界」そのもののカラクリを知っていそうな「メネシス」に比べ、ビジネスライクな印象を受けますね。

2015-10-10-012429_convert_20151013100955.jpg

10年前に東京都心を震源地として起こった「東亰震災」も、「神話級グリムグリード」に引き起こされたもので、裏の世界では「東亰冥災」と呼ばれていました。次第に、ダークファンタジー色が濃くなってきたようです💦

第二の「東亰冥災」を起こさせないためにも、「メネシス」&「ゾディアック」の本部から許可をもらい、杜宮学園内に「異界対策室」を設立するに至ったわけですが…

この作戦会議後の絆イベントで、アスカ&ミツキともに、10年前の大災害で両親を亡くしていることがわかります。その後、両親の魂を継ぎ結社執行者となったアスカ、そしてお家騒動に巻き込まれることになったミツキですが、このふたりの迷いのない強さは、全編を通して突出しているように感じます。

2015-10-10-161632_convert_20151013145918.jpg

「日常が奪われることを黙って見過ごすことはできない」「単におせっかいな性分なんだ」と言うコウ。トラウマや突出した能力がなくても、ありのままの想いが大きな力になることはありますね。とはいえ、まだコウの背景はよくわかりませんし、いきなり異能が発動して正面向くかもしれません…これは、少々ひねくれた私のトラウマですが。

2015-10-10-171130_convert_20151013101003.jpg

作戦会議を開いたり、温泉でまったりしているうちに、「適格者」以外の「時が止まる」という現象が起こります。

2015-10-10-171613_convert_20151013101012.jpg

「時が止まる」といえば、コウが初めて「異界」に迷い込んだときに生じた現象ですね。そして、そのとき現れた「異界の子」レムが、「適格者」全員の前に姿を見せました。

二度その姿を見ているコウでしたが、その都度忘れていたようです。「異界の子」レムの存在自体は、事情通のアスカ&ミツキは知っていましたが、このタイミングで現れたことに大変驚いていました。狭間を歩く者であるレムは、大きな災厄の象徴のような存在なのでしょうか。

2015-10-10-183445_convert_20151013101020.jpg

「神山温泉」に眠っている力を借りて、コウたちの力を試すレム。ここで登場した化物は、「エルダーグリード」ではなく、なぜか霊域の番人である「霊獣」でした。

2015-10-10-184201_convert_20151013101111.jpg

「霊獣」消滅後、「適格者」の健闘を祈りながら姿を消したレム。次元の違う世界に棲む「見守り役」といったところでしょうか。もしかすると、結社の源流である「中世の魔術結社」と関係があるのかもしれませんね。

2015-10-10-184710_convert_20151013101120.jpg

部長に任命されたコウを中心に、「X.R.C」の活動が本格的スタートしました。いよいよクライマックスに向けて「怒涛の展開」が繰り広げられそうな予感がします。

絆イベントのあるメンバーが一堂に会したこの温泉旅行。メインストーリー以外に、これからの展開を予感させるようなシーンが、いくつか紛れ込んでいました。誰一人欠けることなくエンディングを迎えられることを、切に願っています…

つづく…