風に吹かれて

~愛すべきこの街に誰が沈めたというのだろう~

サブカルチャー

子供の頃、母親がよく「ホントあなたは糸が切れた凧ね」と嘆いていた。興味深いことがあると、後先考えずに飛んで行ってしまう子供だったらしい。

(残念ながら本人に自覚なし…)

社会に出てからは仕事に忙殺され、平日は職場か居酒屋かカラオケ、休日は野外で肉を焼く、というルーチンワークをこなす日々。

(ある意味落ち着いた日々…)

ところがあるとき突然謎のスイッチが入り、失った時間を取り戻すかの如く「日本的サブカルチャー」まっしぐらな日々を送ることになる。

(メイン・サブと切り分けるのはもう時代にそぐわないかもしれないが)

 

ひとつは漫画。

うっかり少女漫画を素通りしてジャンプ愛読者になってしまったため、理想の男性は『銀魂』の主人公「坂田銀時」と何のためらいもなく答えていた時期があった。

来年上映される大倉くんの主演映画『窮鼠はチーズの夢を見る』の原作も、ボーイズラブというネーミングに衝撃を受けた頃に読んでいる。

(私のボーイスラブ原点は『南国少年パプアくん』『パタリロ』だけど…笑笑)

残念ながらBLブームはあっけなく去り、本は全て手離した。なので原作の内容は薄らとしか覚えていないが、今の時代だからこその深い作品になるような気がする。

 

もう一つは音楽。 

小説も漫画も原作を読む方が好きだけど、映像化された作品も、原作では味わえない面白さがあることは知っている。例えばビジュアルやモーション、声、音楽。

特に音楽は、関ジャムのアニソン回でも紹介された「J-POP期」に、洋楽好きが邦楽好きになるくらいたくさん聴いた。

 

ここで突然アニソン回のジャムセッションについて一言。

丸ちゃんは神だった!

元々開いていた扉だったが、より多くの人たちに扉の中を覗いてもらった感じ。6人体制になってから、あの絶対的なボーカルが聴けない寂しさはあるけど「遂に山田が野に放たれた」という喜びは感じている。

そしてもうひとつ忘れてはならないのが、横山くんのトランペット。ジャムセッションであれだけ長くソロ演奏を披露したのは初めてではないだろうか。金管楽器のことはよくわからないが、目を見張る上達具合であることは素人でもわかる。

だから関ジャニ∞ファンはやめられない。

関ジャニ∞というのは単にグループ名を指すのではなく、彼らの「生き様」そのものなのかもしれない。最近の活躍を見たり聞いたりしていると、特にそう思う。

 

遂に「バーチャルキャラ」なるものが動き出したらしい。次は何が動くのだろうか。私としては、丸ちゃんが戦隊モノのヒーローになろうが、村上くんが恋愛シミュレーションゲームの声優になろうが、なんでもこい!である。

年を重ねた今、少しわかってきたことがある。例えるならば「根っこ」の大切さがわかるようになってきたというべきか。「根っこ」がしっかりしていれば、葉は生き生きと育ち綺麗な花が次々と咲く。植物の世界では当たり前のことが、人の世界でも実感としてわかるようになってきた気がする。

輝いているのは「根っこ」がしっかり証拠。どんな姿形をしていようと、その輝きを愛でたいと思う。

(根っこを丈夫に育てるには光も水も肥料も必要だけど、土壌の大切さをしみじみと感じる今日この頃…春の植え替え期に向けて頭を悩ますガーデニング愛好者のひとり言)

 

これは私流の楽しみ方。謎のスイッチは入ったままだが、子供の頃とは違う「根っこ」のある楽しみ方。

 

楽しみ方は人それぞれ。

 

おしまい