風に吹かれて

~愛すべきこの街に誰が沈めたというのだろう~

ライブと私

私シリーズ第8弾。

まずは、界隈をざわつかせた「ひとりにしないよ」初披露から。

ダンスありと知ったときから予想していたけど、緊張感漂う歌唱だった。異次元だったのは大倉くん。ひとりだけ音源が違うのかと思った。

あくまでも個人的な考えだけど、生放送されるTV音楽番組は、状況に応じて口パクもありだと思う。さすがに、有料ライブでずっと口パクだとビックリするし、実際ビックリしたこともあるけど。

(海の向こうからお越しになった方あるある)

生音や生歌にこだわるなら、クラシックコンサートもいいものだ。

 

忘れられない生音や生歌といえば、緑深い自然の中で、川のせせらぎや鳥のさえずりをバックに友人が披露してくれた「覚えたてのアコギと歌」を思い出す。拙い技術と熱い想いが混じり合い、その場にいた全員がもれなく変な気持ちになった。でも、これこそが「生」の力。色々な意味で忘れられない。

 

音楽ライブは、ジャンルを問わず、本当にたくさん行った。クラシック、ジャズ、フェス、ソロ、バンド、近所のカラオケ大会(笑)

洋楽で感動したのはコールドプレイ。邦楽ならユーミンのシャングリラは凄かった。まさか舞台セットが、突然シンクロナイズドスイミング(現在の呼称はアーティスティックスイミング)になったり、突然消えたりするなんて、見たことないから。

人の動きや出入りの激しい音楽フェスも好き。印象に残っているのは、オーケストラをバックにした音楽フェス。他のアーティスト目当てでチケットを取ったけど、大トリの玉置浩二さんが圧倒的で。特にファンでもなく、なんなら苦手だったけど、登場した瞬間に会場の空気が変わり、知らぬ間に涙が流れていた。

 

ここで再び関ジャニ∞の話に戻る。

先日の「ひとりにしないよ」初披露は、マルちゃんの不安定さと横山くんの緊張を感じた。特にマルちゃんは、重要なパートを担っていたから目立つ。これが準備不足なのか緊張なのかはわからないけど。

緊張が原因なら、緊張を和らげるトレーニングをするとか、魔法の石を身につけるとか、大倉くんに緊張で冷たくなった手を握ってもらうとか、具体的な対策を講じた方がいいと思う。

(お客さんがいた方が緊張しないような気もするけどね)

 

私が関ジャニ∞の音楽を好きになったのは、すばるくんの歌声に衝撃を受けたから。彼がいなくなると知ったとき、ファンをやめようと考えたこともあったが、必死に食らいついていく彼らの姿を見て、ヤスくんの病気や怪我を知って、少し様子を見ようと思った。決して同情からではない。それは彼らに失礼だ。

 

そして今、令和3年梅雨。

この厳しい時代を共に生きている感が伝わってくる彼らの存在が頼もしい。

 

音楽は、技術だけではなく、生き様の先に生まれてくるものだと思う。彼らには、共有している明確なビジョンがあるようだし、そこを目指して動いているのだろう。ただ「これだ!」と思えるものが出てくるかはわからない。人によって「これだ!」も違う。私の「これだ!」は、もう少し先になるかもしれないが、出てくると思っているし、出てこなければそれはそれでいい。

こんな緩い私でも応援したくなるのが、ジャニーズの「アイドル」と呼ばれる人たちの強みであり魅力。みんな良き年の重ね方をしていらっしゃる。簡単にできることではないよ。

 

関ジャニ∞のライブは、人の動きや出入りの激しい、私好みのライブ。村上くんが語っていた「天災や環境に負けないプラットフォーム」にも期待しながら、開催される日を気長に待っている。

 

おしまい