風に吹かれて

~愛すべきこの街に誰が沈めたというのだろう~

関ジャニ∞の名曲ドラフト

tver.jp

「+music」は、近畿広域圏を放送エリアとしているMBSの音楽番組なので、私が暮らす地域ではお目にかかれない。「TVer」で視聴できるのはありがたいことだ。

関ジャムでもお馴染みの清塚先生は、トーク上手で笑いが取れるピアニスト。そんな清塚先生と仲良しなマルちゃんも、滑舌を含めトークが滑らかになったように感じる。村上先生の長年に渡る厳しくも優しい指導のおかげもあるのかな。

 

今回のお題は、

関ジャニ∞の名曲ドラフト」

プロ野球ドラフト会議のごとく、監督が名曲を指名し、選曲が被った場合はくじ引きをするという本格的なスタイル。

両監督が指名したのは、

∞タイガース(マルちゃん監督)

1位 大阪ロマネスク

2位 ズッコケ男道

3位 Re:LIVE

清塚ライオンズ(清塚監督)

1位 大阪ロマネスク(オモイダマ)

2位 無責任ヒーロー

3位 友よ

マルちゃんは、松竹座からドームまで様々な景色を見てきた『大阪ロマネスク』、全国区を意識したターニングポイント『ズッコケ男道』、時代と共に育ってほしい自粛期間生まれ『Re:LIVE』を選択。

これぞ歌い手目線!

7人時代の音源を聴いていたときの表情が切なかったけど、感情を無理に押さえつけなくなったように感じるマルちゃんの、これからの表現を楽しみにしている。

(すばるすげーな、頑張れよ!にはグッときた)

 

そして清塚先生は、クラシック奏者がアレンジしたくなる『大阪ロマネスク』、サビの哀しい和音を強さに変えて歌っている『オモイダマ』、色々なジャンルの音楽要素が入り混じる『無責任ヒーロー』、歌唱が難しい『友よ』を選択。

これぞ音楽家目線!

興味深かったのが『友よ』のMVが流れているときに薄らと聞こえた二人の会話。

「やっぱり村上くんの声強いな」というマルちゃんの呟きに、「音量じゃないんだよね」「ヒナはメロディーを歌おうとしないでしゃべろうとしている」「だから目立つのかも」と清塚先生。

これは笑うところなのか、真剣に耳を傾けるところなのか。きっと後者だね。

 

この曲は凄く難しくて「耳でちゃんと聴いて歌える人しかできない」らしい。「バカヤロー」から「なぁ友よ人生って最高だろう」に辿り着くのに、飲み屋なら8時間くらいかかるところを、たったの数分で表現するわけだから。

(清塚先生の例えが秀逸)

関ジャニ∞のように「デビューから歩んできたストーリーがある」「それが染みついて言える立場にある」からこそ歌える曲という解釈は納得だ。

 

「音楽は技術ではない、最終的には人間だ」

 

私はサブスクのプレイリスト、ネットやラジオから流れてくる曲の中で「これだ!」と琴線に触れた曲を繰り返し聴くことが多い。最終的に「好きなアーティスト」となるのは、音楽だけではなく歌い手や作り手に興味が沸いたときだけ。だから「音楽は人間」という解釈は、私なりに共感できた。

ただ関ジャニ∞は極めて異例。人間から音楽に辿り着いたし、その先には音楽以外の表現もあったという不思議な出会い。

 

音楽の聴き方は人それぞれ。どんな人間に惹かれるのかも人それぞれ。

自分の感性を大切にしたいし、自分と異なる感性は尊重したい。

 

さて今週は、日経エンタ最終回〜Mステブリュレ〜関ジャム回〜CDTV『キミトミタイセカイ』初披露〜新曲発売と怒涛の展開が続く。

 

久しぶりの情報過多。ブログ更新頻度は上がるのか下がるのか。

 

おしまい