風に吹かれて

~愛すべきこの街に誰が沈めたというのだろう~

関ジャム0904「ギターの魅力」

充実した音楽バラエティ番組になってきました。

関ジャニ∞のセッションを楽しみにしているのはもちろんですが、この番組を通じて、知らなかった音楽に出会えたり、より深く音を感じる楽しさを知りました。

最近発売されたTV雑誌の「関ジャム・制作の裏側」を一部引用してみると…

・ここにきて音楽バラエティとしての向き合い方が見えてきた

・ゲストから企画を盛り上げてくれることも多い

・重視しているのは「それどういう意味」という一般目線の疑問

・相性と意外性を考えてメンバーの担当を決めている

・曲、担当が決まってからの練習期間は1~2週間

・毎週2曲ずつ新しいものを覚えてくる

・セッションの現場はいつもと違う緊張感がある

・メンバー全員が1回でしっかり演奏したいと強く思っている

関ジャニ∞の実力はメキメキと上がっていると感じる

制作の裏側を明かしてくれたGPさんを含め、「ミュージックステーション」を担当している方々が番組に携わっているというのは、とても心強いことですね。

以前番組に出演したゲストさんが、自身のラジオ番組で「関ジャニ∞の音楽に向かう真摯な姿に刺激を受けた」と語っていました。アイドルに抱いていたイメージが塗り替えられ、自身の音楽活動にも刺激があったセッションだったようです。

プロのバンドマンに刺激を与えるなんて…凄いな関ジャニ∞さん。

うっかり初老が出現しようとも(笑)その真摯な姿を見ることができる限り応援し続けよう…と思わせてくれるコメントの数々でした。

 

さて本題。まずはゲスト「布袋寅泰」さんによるギタートークについて。

無音が大事、弾かないギターソロ

ジャンルを問わず、気になったライブには気軽に参戦していますが、時々エレキギター音が盛りだくさんすぎて、耳も目も疲れてしまうことがあります。「そういうものなのかな」と自分自身を納得させていた中での「引き算のギターテクニック」という話は、とても新鮮でした。

「BE MY BABY」や「BATTLE WITHOUT HONOR OR HUMANITY」が収録されている、25周年ベストアルバム「ALL TIME SUPER BEST」(音楽配信版)をよく聴きますが、エレキギターが前面に出てくる楽曲をあまり聴かない私が、なぜ気に入って聴き込んでいたのか、わかったような気がしました。

(セッション曲「POISON」がジャズっぽくアレンジされていたりと、殆どが新録音となっていますが、大人カッコイイお薦めのベストアルバムです)

テクニックとか知識より魂を選んだ(古田支配人談)

流血しながらも「爪&ピック少々」でギターを弾く、アームを使い誰にも真似できない音を出す等々。そんなこだわりの自分らしさで、この世界で唯一無二の存在となった布袋さん。映像を1度見ただけで即興曲が浮かび奏でられるのも、魂で音楽と接しているからなのかもしれません。

やれって言われると難しい。やりたいと思うと超えられる。

堅苦しいピアノで挫折した経験が、自由に奏でられるギターに傾倒し、自分らしい音楽を作るきっかけに。私もピアノ挫折組ですが、全く別ジャンルのやりたいと思ったことを、ささやかながら超えた経験があります。とても共感できた言葉でした。

 

そして、セッションについて。

メンバー全員みどころがありましたが、ここはあえて一言。

 

錦戸亮さま…最高\(^o^)/

 

ボーカル&ビジュアルが色っぽい。一番ドキリとしたのが、弦から右手を放し、ギターの縁をグーで軽く2回叩いた瞬間(細かい…笑)「shelter」セッションでも感じましたが、安田くんとのコーラスも素晴らしかった。

「ギターテクニック関係ないじゃない」と言われそうですが…布袋さんが左足を上げながらギターを弾くのと同じように、錦戸くんの表現全てがバンドマンとしての魅力だと強く感じた瞬間でした。

すばるくんとはまた違ったボーカルとしての魅力をもつ錦戸くん。ひとりひとりの個性が確立してきた今なら、錦戸くんボーカル、すばるくん&安田くんコーラスというパターンが、関ジャニ∞のバンド曲にあってもいいような気がします。

あとは、村上くんのキーボードがメキメキ上達しているところが凄く楽しい!あまり手元が映らなかったが残念ですが。綺麗な音色を出していたのは、シンセサイザーだったでしょうか。凄く気になっています。

 

沖縄リサイタルに参戦された方のリポートによると「黒のシックなスーツを着てビシッと踊る」ことに需要があると、エイトさんたちが認識したとのこと。「浮世踊リビト」みたいな、最近あまり見られなくなったパターンでしょうか。

バンドスタイルは大好きですが、やっぱり踊る姿も魅力的。初老がやや疲れ気味ではありますが(笑)そんな彼も「やりたい」と思う表現方法があるはずです。

彼ららしさを残しながらも「進化した姿」が、バンドにも踊りにも生まれてくるような…そんなわくわくを感じさせてくれる関ジャニ∞に日々感謝。

 

おしまい