風に吹かれて

~愛すべきこの街に誰が沈めたというのだろう~

三十路少年

関ジャニ∞が表紙を飾っている雑誌はできるだけ購入しよう」とは思っていましたが…かなり勇気を必要とする雑誌でした。SPAってこんな雑誌でしたっけ。

ということで、オフィス近くのコンビニで、白昼堂々と購入した雑誌を読んだ感想を、私なりの目線で書いてみたいと思います。

関ジャニ∞のビジュアルはとても好きなので、グラビア多めの雑誌も購入しますが、それ以上に好きなのが「文字多めの雑誌」です。今まで私が勝手に「アイドル」に抱いていたイメージを覆すようなものが、特に好きだったりします。

さて、久しぶりに手にしたSPA。男性ビジネスマンをターゲットにした雑誌だと思っていましたが、結構男性アイドルやアーティストも表紙を飾ったり、インタビューを受けていたりするのですね。

最近男性が表紙を飾った号のトップ見出し記事が「衝撃ルポ若者の貧困」(関ジャニ)「40~50代を襲う親子破産」(岩田剛典)「40代以上無職の絶望」(長瀬智也)ですよ。シビアです。でも、丸ちゃんが大好きなシゲちゃんの「ホスト小説」も毎回表紙を飾っていたりします。なごみます。ファンの絶対数が多いタレントが、売上に貢献していることがよくわかる雑誌でした。

前置きが長くなりましたが…

そんな媒体でメンバーが何を語っているのかというと、タイトルは「関ジャニ∞の仕事術」、冒頭には「世のサラリーマンとなんら変わらない、さまざまな思いや悩みを抱えた等身大の30代男性の姿がそこにあった…」というコメントが。水着の男女とはしゃいでいた人たちに対するものとは思えない切り口でした。

私は好きですが…

他のグループがこういうサラリーマン的なインタビューを受けているのかはわかりませんが、こういう企画もありだと個人的には思います。キラキラしているビジュアルも、結局はその人の「生き様」から滲み出てくるものだと思うから。

全体を通して感じたことは…

「いろいろな葛藤があるんだな」でした。これは決してネガティブに受け取ったわけではありません。逆に人間味があふれていて好印象でした。そりゃそうですよ。フルパワーで走れなくなりますし、グループ活動は大変ですし、広い意味での人間関係の悩みなんかは一生ついてまわるものですし。

それでも、自分たちの強みを把握し「唯一無二」の存在であろうとすること、グループとして目指す方向を共有していることは、見習うべきものがあると思いました。

サラリーマン人生において、メンバー固定で10年単位で続く仕事というのは、なかなかありません。傍から見ている以上に大変なことだと思います。

さらに「主力商品」は、生身の人間が前面に出ることで完成するものです。様々な技術を駆使して装飾することは可能ですが、結構体当たり的なところがありますし、混沌とした時代ですし、頑張っているのは彼らだけではありませんし。村上くんじゃないですが「生きていてグループが存在していればそれでいい」なんて気持ちになるのもわかります。

そんな彼らがどんな「唯一無二」の存在になるのか。グループとしてどこまで輝いていけるのか。こっそり見守っていければと思っています。

最後に…

丸ちゃんの発言はポジティブですね。あくまでインタビュー記事向けの発言ですし、これがすべてではないのはわかっていますが、彼の仕事に対するスタンスが垣間見えたような気がします。そして…錦戸くん…自己評価5点(笑)ギラギラとした向上心が印象的でした。

ビジュアル込みで全5ページの特集インタビュー記事。お値段400円也。目を通してみるのも悪くないかもしれません。

 

おしまい