風に吹かれて

~愛すべきこの街に誰が沈めたというのだろう~

関ジャム20190526「レイニーブルー」

良いわ~凄く良いわ~

レジェンド武部さんのピアノソロに続き、耳元で囁くような「人影も…見えない…午前…0時」ですよ。久々に震えたRYO NISHIKIDOの表現力。歌いながらギターを弾く姿に「天は彼に何物を与えたのか」と独り言。

さらに、この湿気たっぷりな作品を、太陽をサンサンと浴びて日焼けした精悍な顔で歌い上げてくるなんて、時間帯も季節も天候も、全てを超えて攻めている(笑)

そういえば、亮ちゃんが「武部さんに攻めていけと言われたが、少し守りにはいってしまった」と、どこかの雑誌でコメントしていました。その辺りの繊細な匙加減は、素人の私にはよくわかりませんが、関ジャニ∞の活動は、これからもっともっと攻めていく方向でお願いしたいと思った次第。

後輩たちが押し寄せてきたとしても、まだまだ守りに入る世代ではありません。

 

丸ちゃんのベース&下ハモも凄く良かった!ふたりのハモリと演奏している姿が、ずっと大好き。カメラワークも素敵でした。

このふたりを見ていると、私がエイト沼にどっぷりと浸かる決定打になった「ほほえみデート」を思い出します。

あれは、関ジャニ∞ファン歴10年超の旦那が、クロニクルの「いきなりドッジ」を見ていた土曜のお昼どき。横を素通りしようとしただけなのに、怪しくクネる丸ちゃんの姿にくぎ付けになってしまった私。その後、軽いノリで購入したライブ映像の「宇宙に行ったライオン」やクールなダンス曲に衝撃を受け、「ほほえみデート」で遂に自ら飛び込んだという3段階の沼(笑)。どうりで深いはずです。

なんらかの意図が透けて見えるような映像作品は苦手ですが、「ほほえみデート」は、ほほえみペアをはじめ、VTRを見ているメンバーの反応も自然で、私の中にあったアイドルに対する固定観念が、根こそぎ崩れた作品でした。

(気心知れた間柄であり、ONOFF関係なくカメラが回っている特殊環境に慣れているからこそ撮れた映像なのかな?誰もが撮れる作品ではないように、その時感じたのでした)

あの頃の、やんちゃな亮ちゃんと、先輩なのにオドオドしていた丸ちゃんが、少し大人になってセッションをしている姿を見ていたら、グッとくるものがありました。

綺麗に年を重ねていくのは難しい、と実感しているからこその感想です。

 

そして、お久しぶり!の大倉くん。彼がメンバーの後姿を見ながら、歌を口ずさみながら、ドラムを叩いている姿を見て、やっと最後のピースが揃ったという感じ。

会報にも書かれていましたが、『十五祭』の構成も、引き続き大倉くんが中心になって考えていくようです。そのために、少し視点を変えて「後輩たちのプロデュースをしてみたい」という希望を述べた大倉くんは、紛れもなく羽のある貴族。親父の背中を見て育ったというべきなのでしょうか…。

 

とても素敵なセッションでした。

「新しい時代」楽しみにしています。

 

おしまい