風に吹かれて

~愛すべきこの街に誰が沈めたというのだろう~

関ジャム0212「チャンピオン」

穏やかな語り口で、歌詞の世界観をわかりやすく解説してくださった谷村新司さん。そんな素敵な放送回の感想を、ほぼ脱線しながら書いてみました。

ジャムセッション「チャンピオン」

まずはエイトさんたちのビジュアルから。

ドームツアーが無事成功した達成感からなのでしょうか。全員が見事なくらい充実した表情と立ち姿。泥酔して湯船で粗相した人、トイレで朝まで爆睡した人、カウコンで谷村さんに扮した人、と同一人物とはとても思えません(笑)。

どんなにビジュアルが良い人でも、姿形にはそれなりの生活感が滲み出てくると思うのですが(滲み出ているときもありますが…)彼らはどんな「ONOFF切替装置」を隠し持っているのでしょうか。是非お伺いしてみたいものです。

そしてセッションについて。

谷村さんは、語り口は穏やかですが、丹田に力を込めたパンチが飛んでくるような、力強い歌い方をされます。渋谷さんと錦戸さんは、声が細めなので、曲に馴染むのだろうかと少々心配でしたが、独自の世界観で歌いこなしていました。渋谷さんのハモリと錦戸さんの「You're king of kings」は、特に印象的でした。

冒頭の谷村さんのコメント「キレイキレイじゃなくてガツンと少々間違えてもいいんで思いっきり突っ走りましょう」の通り、繊細でありながらも、パンチの効いた骨太なセッションでした。

心に残る「歌詞の作り方」「タイトルのつけ方」

錦戸さんの場合 

錦戸さんは、アウトドアとインドアのイメージが両極端にあるのです。創作活動の話は時々伝わってきますが、音楽は日頃どのようにして聴き込んでいるのでしょうか。

ゲストとのトークでは、くるくるとよく動く黒い瞳を輝やかせながら、音楽に対する解釈を、自分の言葉でしっかりと発言しています。それを聞いている限りでは、相当音楽を聴き込んでいるように思えるのですが…。

渋谷さんとは、音楽へのアプローチの仕方や表現方法が違うようにも見えますが、同じ熱量を感じます。初夏に発売されるアルバムが、今からとても楽しみです。

渋谷さんの場合

もうダメだ…「洋子」が気になって仕方がない。琥珀色のウィスキー瓶に「山崎」というラベルが貼られていたのを見たときのような、予想の斜め上をいく衝撃でした。

写真の人と「洋子」の間に何があったのでしょうか。ジョンレノンとオノヨーコみたいに恋に堕ちたのでしょうか。いやいや…今は一緒に暮らしてはいないような気がする…なぜか麦畑が見えてきた…物語が生まれそう…どうしてくれる渋谷さん(笑)。

「これしか浮かばんかった」って言っていました。どうして「洋子」しか浮かばなかったのでしょうか。清水ミチコさんとの「エロライン」トークは理解できましたが、「洋子」が飛び出してくる渋谷さんの思考回路が、気になって仕方がありません。

これからも渋谷さんの言動を、注意深く見守っていきたいと思います。

 

最後に…

最近聴いた音楽の中で、一番心と耳に残っている歌詞は「ハダカ」です。タイトルのつけ方(2)ですね。言葉がなくてもわかりあえるふたりの関係が、目に浮かんだ歌詞でした。先日渋谷さんに「ありがとう」と伝え泣かせてしまった横山さん。また違った景色の見える素敵な歌詞をつくって、聴かせてください。楽しみにしています。

 

おしまい