風に吹かれて

~愛すべきこの街に誰が沈めたというのだろう~

関ジャム0814「DEEPなシェルター」

束の間の休息を楽しんでいたら「なぜにこのタイミング」という情報が飛び込んできました。驚きよりも「遂にその時が来てしまったか」というのが正直な感想です。

この話については後でこっそり触れるとして…まずは楽しみにしていた「関ジャム完全燃show」のセッションについて、感想を書いてみたいと思います。

 

久しぶりに関ジャニ∞メンバー全員が揃っての演奏となった「DEEPなジャニーズ楽曲」。選ばれたのは、V6坂本さんの「shelter」というソロ曲でした。最近ファンになった私には馴染みのない曲でしたが、Jr時代から応援しているファンの方々にとっては、思い出深いDEEPな選曲だったようです。とがっていた18歳のすばるくんを思い浮かべながら、16年という歳月の重みを感じてみました。

 

とにかく声を大にして言いたいことは…

丸ちゃんが神がかっていた!

久しぶりのヤバイやつでした。マクベスの舞台に立っていた期間中に収録したのでしょうか。6kg痩せたというスリムな立ち姿、すらりとした長い手足、セクシー極まりないヘアスタイル、そして分厚いベース音。

とある心理学の専門誌によると「重低音のきいた音楽をよく聞いているリスナーは、活力に満ちた実感や支配欲を感じることが多い」とのこと。私は重低音を響かせるベース&ドラムのリズム隊(&ピアノの泣きメロ)に惹かれることが多いのですが、この「支配欲」という表現は的を得ていると思いました。どちらかというと「マルベス様に支配されたい」ではありますが(笑)

重低音が楽曲を「支配」している見事な演奏でした。

(演奏しているベーシスト&ドラマーに、活力とか支配欲という言葉があまり似合わないように感じるところが不思議ではありますが…)

 

そして、すばるくんのボーカル、安田くん&錦戸くんのギター&コーラスがカッコイイ!すばるくんがソロで歌いきる姿はとても新鮮でしたし、ふたりのコーラスも凄く効果的でした。村上くんのキーボードも横山くんのボンゴも、疾走感のある楽曲にうまくはまっていたと思います。

 

とがっていたあの頃から16年の歳月を疾走した今、またひとつ関ジャニ∞の新しい魅力を発見できたセッションだったのではないでしょうか。これからのバンド活動が、とても楽しみです。

 

さてここからは、12月31日をもって長い歴史に幕を下ろすことになってしまった国民的アイドルグループ「SMAP」について、いつもより少しDEEPに書いてみます。

ご興味のある方は、ご覧ください。

 

今から10年くらい前になるでしょうか。熱狂的な「SMAP」ファンである友人に誘われて、東京ドームのライブに行ったことがあります。初参戦のアイドルライブでアウェイ感に飲み込まれそうになりながら、妊娠中だった友人の体調を気遣いハラハラしていた記憶が残っています。

(ライブ中に友人が「産まれる~!」と叫んだときは一気に血の気が引きましたが…子供ではなく別の「何か」だったようで安心しました…笑)

キラキラ輝いていた彼らも、10年後に解散することになるとは思ってもいなかったでしょう。見ていた私も、このキラキラは永遠に続くものだと錯覚してしまうくらいの「絶対的な輝き」でした。

(特に中居さんのソロステージのキラキラ感は、今でも鮮明に覚えています。)

 

様々な情報が飛び交っています。エンタメ界に限ったことではありませんが、情報源が不明なものばかりです。その中でほぼ間違いないのかなと思った情報は「同族企業で、一族幹部とたたき上げのマネージャーが対立した結果、一族ではない人が追い出された」くらいでしょうか。その他の情報にも真実は含まれているとは思いますが、本当のことなんて当事者にしかわからないことなので、軽く目を通す程度に留めています。

そんな中、個人的に感じたのは「ありがちな同族企業の内紛をどうしてここまでこじらせてしまったのかな」「グループのバランスはマネージャーがいたからこそ保てていたのかな」ということでした。前者は、その企業の体質や外部要素が複雑に絡み合った結果なのかもしれません。後者については、私の勝手な推測です。

ただ、私のような「SMAP」をよく知らない人間が、あれやこれや詮索するのも失礼な話です。残り少なくなってしまったグループ活動とこれからのソロ活動が、実り多きものであることを祈りたと思います。

 

解散報道が駆け巡った日の「丸の大切な日」に、

「あした、またあした…日々を繋ぎながら、僕たちは生きている…」という一文がありました。シンプルですが心に沁みた一文でした。

不透明な明日に向かって、地道に日々を繋いでいくしかありません。そして、どんなに上手に繋いでいても、抗いようのない荒波に飲み込まれてしまうのが現実の厳しさです。

そんな中、自分たちのできることやっていくから…だから笑っていて…という丸ちゃんのメッセージ。丸ちゃんや関ジャニ∞というグループの想いを感じました。

 

 

ぶつぶつと呟きながらブログを書いていたところ「まずは今日の晩飯を考えてくれ」と背後から冷めた一言が。そう、この極めて現実的な日々を、地道に繋いでいくしかないわけです…私の場合。

 

丸ちゃんに教えてもらった「笑い」と「覚悟」を持ちながら…またあした。

 

おしまい